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HOME > ガスヒートポンプ(GHP)の紹介 > 導入事例のご紹介 > LPガス空調でBCP対策を 島田総合病院

ガスヒートポンプ(GHP)の紹介

導入事例のご紹介

LPガス空調でBCP対策を 島田総合病院

医療法人 積仁会 島田総合病院は、千葉県銚子市において病床数185床(一般)、診療科目多数、人工透析(50台)、訪問看護ステーションや、予防医学センターを併設した急性期医療を中心とした銚子市の基幹病院として、日々医療を提供している。
理念は「地域の基幹病院として、患者様に信頼され、愛され、満足される質の高い医療を提供します」。

この度、災害時を意識した設備として、電源自立型のLPガス空調(GHP)とLPガス非常用発電機を導入、敷地内にLPガス災害対応バルク貯槽を設置した。


LPガス設備導入の経緯

同病院では2006年に新棟を建築した際、BCP対策として入院患者の生命を維持するために蓄電池や非常用発電機(軽油燃料)を設置し、避難スペースの確保、地下水ろ過システムや医療用ガス倉庫の設置、非常用電源の増設、医療情報システムサーバーの高階の移動など、災害のライフライン確保に対する取り組みを継続的に行ってきた。

そのような中、令和元年台風15号により空調機の室外機が倒壊し、病院の一部で空調が使用できない事態に陥り、空調の復旧までに半年の時間を要した。また、同年台風19号で、千葉県内のある地域では停電復旧に2週間を要するケースを目の当たりにし、空調についてもBCP対策を念頭におき検討を始めた。

島田博之事務長は、導入に至るまでの決断を以下のように語る。
「LPガス設備について当初は特に意識はしていなかったのですが、調べていくうちに、LPガスの供給安定性、備蓄できること、省エネ・省コスト、メンテナンスの容易性等を知り、LPガス設備を導入することに大きな不安は感じませんでした。資金的に負担は大きかったですが、実施の必要性を感じましたので、国の災害バルク等補助金を活用し、導入コストを下げられたこともよかったと思います。」

LPガスGHP
LPガス非常用発電機


どんなときも適切な医療を提供するために

国の災害バルク等補助金を活用し、2020年度には72床の病棟と給食室、2021年度に9床の病棟と検査室、2022年度に56床の病棟と、3か年で病院内のほぼ全ての空調システムを設置できた。合わせて、その空調設備や給食室の調理機器の稼働のためにLPガス非常用発電機も設置した。
とくに20年度の工事はコロナ禍であり、病院施設の使用制限もあったが、病院職員、施工業者等の協力により、入院患者や外来患者などの病院利用者や運営への影響を最小限に抑えられたという。

今回の導入で、災害時においても、空調の継続のほか、給食設備の電源確保も可能となり、食事提供体制の復旧が可能となることなど、島田事務長は医療継続について「災害時の選択の幅が広がった」と語る。
銚子市の基幹病院として、入院患者や在宅療養患者の受け入れだけでなく、他の病院からの受け入れ体制も整ったと感じている。


島田総合病院の概要

施設名:医療法人 積仁会 島田総合病院
理事長:嶋田 賢
住所:〒288-0053 千葉県銚子市東町5番地の3
連絡先:0479-22-5401
URL:http://www.shimada-hsp.or.jp/


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