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HOME > ガスヒートポンプ(GHP)の紹介 > 導入事例のご紹介 > 地域に開かれた保育園であるために GHPと災害バルク対応システムで一時帰宅困難者にも安心を

ガスヒートポンプ(GHP)の紹介

導入事例のご紹介

地域に開かれた保育園であるために GHPと災害バルク対応システムで一時帰宅困難者にも安心を

社会福祉法人 厚生館福祉会は神奈川県川崎市を中心に認可保育園13施設、小規模保育所3施設、乳児院、学童ホールなど子供に関わる様々な施設を運営しており、令和4年に創業70周年を迎えた。

同会「星の子愛児園」は、JR南武線稲田堤駅と京王線稲田堤駅から徒歩1分の場所に敷地1600uを有する川崎市認可保育園で、平成14年に開所、園児180人を受け入れている。また川崎市の子育て支援事業、地域子育て支援センター「宙(そら)」とふれあい子育てサポートセンター「宙(そら)」一時預かり保育「きらら」の運営も行っている。

令和4年3月、施設の空調に電源自立仕様のLPガス空調(GHP)を導入し、敷地内にLPガス災害対応バルクを設置した。


空調機更新でできること

「星の子愛児園」は、駅徒歩1分という保護者にとって便利な立地ながら、奥へ広く続く園庭には豊富な遊具と井戸水を利用したビオトープがあり、「星の王子さま(サン・テグジュペリ)」の世界観で建てられた大きなドームが特徴的な園舎と、土間をイメージした大きな玄関口、木の素材をふんだんに使用した心地よい空間で子供たちがのびのび生活している。

空調機更新を検討し始めた当初、長年使用していた空調機は17〜18年経っており、空調の効きが落ちていた。そこで他の保育園で付き合いのあったLPガス会社に空調更新の相談をしたところ、LPガス災害対応システムを使ったLPガス空調(GHP)の提案を受けた。

園長の近藤康子氏は、導入に至るまでの決断を以下のように語る。
「ガス会社よりLPガスの強みである分散型供給の説明を受けたときに、災害のときにこの保育園が地域の方へお役に立てることを知りました。そこから災害バルクや補助金について勉強していったのですが、ガス会社の方が何かあっても私たちがきちんと供給しますと言ってくれたことが、導入の決断に踏み切れた理由の1つです。」

また人口が多いこの地域で災害があったときに、避難所として開設できることも、同会が長年この地域で貢献してきた在り方に沿ったものだった。国の令和3年災害バルク等補助金を活用し、機器を導入した令和4年4月には「帰宅困難者用一時滞在施設」として指定を受けることとなった。災害時には川崎市より避難所開設要請の連絡が入り次第、3階の地域子育て支援センター「宙」の多目的ホールを開放し、最大100名を受け入れることできる。

3F 地域子育て支援センター『宙』
(帰宅困難者の一時避難場所)
LPガスGHP
 

LPガスを備蓄する

今回、玄関口や廊下にまでGHP室内機を設置し、移動が多い園児の快適性が大幅にアップした。また各階には非常用コンセントを設置している。園の利用者からは災害時の空調、電気が確保されていることから、安心であるといった評価の声が挙げられているという。

バルク貯槽を設置した園入口には、「災害時一時避難場所 当施設は、災害時にLPガスを利用して、被災者を支援し、地域に貢献します。本設備は国の補助金を受け設置しました。」と記載された看板がある。その前の道路では、京王線とJR線の乗り換えなどに通行人が多いことから、この看板が多くの人の目に留まっている。

災害バルク貯槽タンク(LPガス)
 

近藤康子園長は
「同会は戦後の混乱期から、これまで数多くの子供たちの成長を見守ってきました。保育を取り巻く環境や課題が大きく変化する中、子育ては社会で支援していくべきという考えから、川崎市の子育て支援事業について同保育園で運営を始めました。今回、LPガス災害バルクのお話をいただいたとき、この保育園への導入がぴったりだと感じました。これからも地域の中で子育ての輪を広げるため、保育園としてさまざまなやり方を展開していきたいと思っています」と語る。


星の子愛児園の概要

施設名:社会福祉法人 厚生館福祉会 星の子愛児園
施設長名:近藤 康子
設立:平成14(2022)年4月1日
定員:180名
住所:〒214-0003 神奈川県川崎市多摩区菅稲田堤1-17-25
連絡先:044-944-8181
URL:https://kouseikan-f.org/hoshinoko/

日刊工業新聞「ニュースイッチ」の取材による記事をご覧になりたい方はこちら


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