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HOME > ガスヒートポンプ(GHP)の紹介 > 導入事例のご紹介 > 大震災を機にGHPリニューアル 高効率性を評価、コスト削減に貢献

ガスヒートポンプ(GHP)の紹介

導入事例のご紹介

大震災を機にGHPリニューアル 高効率性を評価、コスト削減に貢献

LIXILビバ(本社・埼玉県上尾市、豆成勝博社長)が運営するホームセンター・ビバホーム石巻店では、平成7年の増改築を機に12馬力GHP15台(ヤンマーエネルギーシステム製)を導入した。その後、店舗増設の際にも20馬力2台(同)を追加したが、最初の機種は設置から15年を経過しており、リニューアルを検討する時期に来ていた。

エグゼア導入、低コスト機種に切り替え

ビバホーム石巻店昨年3月、東日本大震災が発生し石巻市にある同店も大きな被害を被った。接する国道45号線で津波がかろうじて止まったため浸水は免れたが、店舗は揺れによるダメージを受けた。店内は落下した商品が散乱する惨状であったが、従業員は徹夜で売り場を整え、翌日から店頭販売で停電のなか可能な限り営業を行い、復電を待ち22日に店内営業を再開した。
この地域で営業できた大型ホームセンターは、ビバホーム石巻店を含む2店だけであり、生活用品を失った人であふれていた。常に店の前には長蛇の列ができ、駐車場は車が入れない状況が続いた。毎日、通常の10倍以上の来店者数で、この状態が仮設住宅の入居が落ち着く9月まで続いた。
店舗屋上に設置していたGHP室外機は地震の揺れで被災し、運転不能となった。そのため、屋根散水装置を導入し、暑さをしのぐ対策を取るとともに、電気が不足し節電が叫ばれる中、メーカーのヤンマーにGHPの復旧を求めた。ヤンマーは震災の影響で工場の生産能力が通常の半分に落ちていたが、総力を挙げて生産、7月初旬から石巻店の復旧工事に着手した。店の営業を継続したままの工事で、閉店後に東西の2ブロックに分けて夜間工事を行い、西ブロックは7月中旬に運転を再開。残りの東ブロックも8月の初旬に完工し、空調設備は無事復旧した。
屋上に設置した新しい室外機 今回リニューアル設置したのは、25馬力6台、20馬力2台、13馬力3台、5馬力3台の計244馬力14台。大型機に切り替えており、店にとっては設置コストとランニングコスト、メンテナンスコストが抑えられる機種選定になっている。25馬力と20馬力はエグゼアだ。
深谷幸夫店長は「ガスの消費量が思ったより少ない。以前のGHPがフル稼働した場合と比べ2割5分ほど少なくなっている」と高く評価している。

電力デマンド削減で空調にGHP採用

LIXILビバは、昭和51(1976)年からホームセンターの店舗を展開している。当初の店舗空調は電気だったものの、照明や空調にかかる電力が膨大で、特に空調は消費電力の44%を占める状態だった。このため1990年代初めからデマンド契約の電力量を小さくするため、空調にGHPを採用するようになった。
導入したGHPはヤンマー製が多い。エンジントップメーカーのヤンマーなら、製品そのものだけでなく、その後のメンテナンスでも安心できるとの判断からだった。売り場の広い店舗にマッチする大型機種がラインアップされており、設置コストやランニングコスト、メンテナンスコストも抑えることができる。室外機を駐車場階に置くことが多いため1台でも多く駐車スペースをとりたい同社にとって、室外機の外形サイズが小さいことも重要な選定ポイントになっている。
同社は3月20日に埼玉県深谷市にオープンした「スーパービバホーム深谷店」にもヤンマーのGHP(586馬力、室外機20台)を採用した。

※「プロパン・ブタンニュース」(平成24年3月26日付)掲載記事を再編集した。

会社の概要

株式会社LIXILビバ
創業:昭和52年4月1日
資本金:200億円
売上高:1595億45百万円(平成24年3月末)
社員数:1,227名(平成24年3月末)
事業内容:カー用品、大工資材用品、園芸用品、ペットおよびペット用品、家庭日用品、インテリア用品、家庭電器製品、文房具、レジャー用品、スポーツ用品、時計、エクステリア用品、住宅設備機器等の総合小売業および住宅リフォーム
本社所在地:埼玉県上尾市上298-1
TEL:048-773-3815

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