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HOME > ガスヒートポンプ(GHP)の紹介 > 導入事例のご紹介 > 大型化・高効率化でコスト削減 GHPからGHPへリニューアル

ガスヒートポンプ(GHP)の紹介

導入事例のご紹介

大型化・高効率化でコスト削減 GHPからGHPへリニューアル

栃木県北部、那須塩原駅から程近い場所にある介護老人保健施設「秋桜の家」は、医療法人渡部医院(渡部和彦理事長)の併設施設として平成8年にオープンした。地域に根差した看護・介護・リハビリテーション等の医療ケアサービスを提供し、高齢者の自立生活支援を行っている。3階建て約3,500m2の施設には、計86床を有する居室やリハビリルームなど充実した設備が整っており、利用者が快適な環境でサービスが受けられるようさまざまな配慮が施されている。

経年GHPのリニューアルを検討

リニューアルした室外機 平成8年の開設にあたり、当初空調設備は電気式EHPで検討していた。しかし、地元LPガス会社から他地域での介護老人保健施設でのGHP導入実績やEHPとのランニングコスト比較などの提案があり、最終的にはGHP(ヤマハ製)16馬力9台と10馬力1台を採用することになった。
その後、快適だったGHPも導入から5年を過ぎた頃から、想定以上の運転時間が続いたこともあって故障が頻繁に発生するようになった。メンテナンス費用が増加し、ガス価格が高騰したこともあり、更新時には電気式空調にする方向に傾いていた。
平成23年になりガス会社から、GHPはヤマハ製で12年を経過しており交換時期に来ていること、メーカーの撤退で部品の供給に懸念があることなどを聞き、施設の空調がストップすることは避けたいため、GHPの入れ替えを検討した。

メンテナンス費、ガス使用量も大幅削減

厨房用室外機 電気式での更新を考えていたものの、これまでの取引もありGHPの見積もりも依頼し、機器代やランニングコストなどを比較・検討した。当初、GHPのイニシャルコストは2割程度高かったのだが、LPガス会社の提案で10台あった室外機を大型化して台数を減らすことでGHPのイニシャルコストを削減し、電気式と同程度にすることができた。3階建ての各フロア系統に16馬力9台、10馬力1台の計10台あったGHPは、30馬力4台、16馬力2台の計6台にスリム化したことで、省スペースにつながった。さらに、これとは別に厨房室用のGHP室外機も新設した。
これまで年間95万円かかっていたメンテナンス費用は54万円になり、41万円削減された。年間22,300m3だったLPガス使用量は16,700m3になったことでガス代を157万円カットすることができ、大幅なコストメリットが生まれた。環境面でもGHPが高効率化されたことで、CO2排出量を26%削減することができた。
こうした数々の導入メリットを評価し、GHPでの更新を決定した。
リニューアル後のGHPは、従来と比べて性能も格段に向上し故障も少なくなった。生まれ変わったGHP冷暖房は、利用者に大変好評である。

※「第15回(平成21年度)GHP・マイクロコージェネ販売事例論文コンテスト発表論文集」掲載の論文を再編集した。

施設の概要

介護老人保健施設「秋桜の家」
理事長:渡部和彦
運営:医療法人渡部医院
開設:平成8年12月
定員:入所86名、短期入所10名、通所リハビリテーション19名
所在地:栃木県那須塩原市大原間81
TEL:0287-65-2100

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