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生産

LPガスの採掘

LPガス(プロパン・ブタン)は、油田や天然ガス田の内部に、メタンやエタンなど他のガスと混在した状態で存在しています。その原料となるガスを地上の設備に移送してプロパンとブタンを分離・回収し、さらに硫黄や水銀などの不純物を取り除くことにより、最終製品となります。油田で生産されたものは「原油随伴」、天然ガス田で生産されたものは「天然ガス随伴」と呼ばれており、最近では原油随伴が減少し、天然ガス随伴の比率が増加しています。
またLPガスは原油にも含まれており、その分は製油所で精製によって分離されます。

LPガスの生産方法
LPガスの生産方法


「シェール革命」とLPガス

近年、米国を中心として新しい油田・ガス田の開発が活発化しており、「シェール革命」として注目を集めています。シェールガスは、在来型の油層・ガス層よりさらに深いところにある頁岩(シェール)層に封じ込められているガスで、開発費用がかかるため従来は経済的に見合わないと考えられていましたが、採掘技術の進歩とガス価格の上昇により実用化されるようになりました。シェールガスが採掘可能な場所は世界中に分布しており、そのポテンシャルの大きさから、世界のエネルギー市場に様々な影響を与えています。
シェールガスにはLPガスも含まれており、シェールガス由来のLPガス生産は既に始まっています。今後はこれに加え、シェールオイルからの増産も見込まれており、順調に生産が拡大した場合、輸入ソースの多様化や安定的な価格形成等に寄与するものと期待されています。

シェールガスの掘削
シェールガスの掘削
拡張工事中のパナマ運河

拡張工事中のパナマ運河

米国から日本へのLPガス輸送にかかる日数は約45日(喜望峰回り)ですが、現在実施中のパナマ運河拡幅工事が完了すれば、それが約22日と大幅に短縮されると見込まれています。
(写真提供:パナマ運河庁)