
「地震列島」と呼ばれる日本では、災害発生時においても安定期的に使用可能なエネルギー源を確保することが重要な課題となっています。
LPガスは、各需要家ごとに個別に供給可能な「分散型エネルギー」なので、災害発生時にガスの供給が遮断された場合も、個別に調査・点検を行うことで 都市ガスや系統電力に比べて相対的に早く復旧させることができます。
また、通常の場合、家屋の横にLPガス容器が2本設置されており、言わば軒下に在庫がある状態となっているので、1本目が切れても、2本目で1か月以上ガスを使い続けることができます(50kg容器×2本の場合)。
そして、緊急時のエネルギー源として、避難所や仮設住宅等にも迅速に供給することができます。
2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震では、約1万のLPガス世帯が被災しましたが、事業者による迅速な安全確認や復旧作業によってそのほとんどが当日中に復旧し、1週間後には復旧宣言が出されました。また、輸入基地や充てん所等の供給施設も、点検後翌日早朝に出荷を再開しています。

(出所:(株)石油化学新聞社)
地震災害等により家屋が倒壊した場合、被災者は避難所や仮設住宅での生活を強いられることになります。そんな時でもLPガスは、給湯、煮炊きに加え、暖房、発電など行うためのエネルギー源として、当該施設に迅速に設置し、被災者の生活を支援することができます。これも「分散型」の特性を活かした大きな強みの一つです。

炊き出し

仮設住宅まで容器を運ぶ

仮設住宅に設置
![]() 学校や病院、福祉施設などの公共施設や、病院、スーパー、コンビニなど多くの人が集まる施設に設置するためのLPガス供給設備 (写真はみのり幼稚園 栃木県小山市) |
|
||||||||
『災害対応型LPガスバルク供給システム』は、300kg、500kg、1,000kgの貯槽のタイプがあり、「ガスメーター」や「ガス漏れ警報器」などが一体化され、「2口のガスコック」が5個付いており、業務用のコンロ(2重巻・3重巻×各2台)と炊飯器(5升炊き×2台)がセットされているので、災害時には迅速に活用できます。
災害対応型LPガスバルク供給システムについて詳しくはこちらからご覧ください。
災害対応型LPガスバルク供給システム
小型発電機 |
マイコンメーター |
|
![]() 5kgのLPガスボンベ使用で約10時間使用が可能 |
![]() カセットボンベ2本で約1時間の使用が可能 |
![]() ガスの流れや圧力等に異常が発生した場合や、震度5相当以上の揺れを感知した時、警告を表示したりガスを自動的に止めます。 |
当協会で実施したWEBサイトキャンペーンにおいて、東北をはじめとする東日本大震災の被災地の方々から「LPガスでよかった」というご意見を多数頂戴いたしました。
ここにその一部をご紹介いたします。
宮城県・50代
この度の大震災の時に多くの家で都市ガスの供給が止まりましたが、幸い私の家はLPガスで止まることがなく、大変助かりました。そのおかげでガスが使えない友人たちの家族にお風呂を使ってもらったりできました。こういうときに役に立てることができてLPガスでよかったと思いました。
岩手県・40代
今回の震災があるまでは電気の方が割安で安全なイメージがありましたが、震災の時ガスだけがすぐに使えて助かったので、ガスに対する認識が大きく変わりました。
茨城県・30代
我が家でもガスを使用しています。3月の地震の際も電気は止まってしまいましたがガスが使えたので調理に大変役立ちました。世間ではオール電化が普及しガスを使っているのが時代遅れな感じはしてましたが、奇しくも震災という大災害の時に時代遅れなどと思っていた自分がはずかしくなりました。いつ起こるか分からない大災害の時に機能するものこそ長く使っていきたいのもだと感じました。
茨城県・30代
以前は、LPガスというとガス代が高いというイメージがあり敬遠していました。しかし、震災を経験し、考えが変わりました。災害時に強いというのはもちろんですが、環境に優しく、危険が少ないということがわかりました。さらにホームページを拝見し、日々リスクと隣り合わせで作られたエネルギーを使うよりも、安心して使うことができるLPガスの方が環境にも未来にもやさしい生活が送れる事が分かりました。子供たちの未来のために、母として、考えさせられるよいきっかけになりました。