
我が国で使われているLPガスの約70%は海外からの輸入したもので、残りの約30%は原油精製時及び化学製品の生産時に発生する国内生産分です。輸入もしくは生産されたLPガスは、一次基地から内航船及びタンクローリーによって二次基地まで運ばれ、さらに家庭用は充てん所にてボンベ容器に詰め替えられて、各需要家へ運搬されます。
輸入元の構成は、サウジアラビやUAE(アラブ首長国連邦)を始めとする中東地域が約85%を占めています。ただし近年おいては、東ティモール等の東南アジア、オセアニア地域における新しい天然ガス田からの輸入も増加しています。

現在、法律によって備蓄が義務づけられているエネルギーは、石油とLPガスの二種類だけです(天然ガスには備蓄義務がありません)。 このうち、民間企業が備蓄しているものを「民間備蓄(法定備蓄)」、国家が備蓄しているものを「国家備蓄」と言います。LPガスの場合、輸入量の50日分が民間備蓄として義務づけられています。また国家備蓄基地は全国5ヶ所(内2ヶ所が建設中)あり、全ての基地が稼動した場合輸入量の約40日分である150万トンが備蓄される予定です。これと民間備蓄と合わせると、総計90日分が備蓄されることになります。

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一般家庭などの比較的小口の消費者に対するLPガス供給システムには、個別供給システムと導管供給システムがあります。導管供給システムはさらに、法律上の区別により小規模導管供給システムと簡易ガス供給システムに分けられます。 最近では、より安定した供給を実現することはもちろん、配送の合理化、保安の高度化、美観の向上など多くのメリットがあるバルク供給も普及しています。
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バルク供給システム![]() |