2020.06.29

日本LPガス協会ニュースレター第3号
LPガスが果たす環境・レジリエンス等への長期貢献について

日本LPガス協会は、6月17日、「LPガスが果たす環境・レジリエンス等への長期貢献について(日協SDGs)」を公表しました。

「LPガスが果たす環境・レジリエンス等への長期貢献」は、以下で構成されています。

第一章 はじめに(背景と実施内容)
第二章 LPガス産業におけるSDGsへの対応
第三章 総括(実施結果の要点と今後の展望)
別添資料 LPガスの未来予想図等

本文24ページは、こちらからダウンロードしてください。
»https://www.j-lpgas.gr.jp/data/pamphlet/index.html


日本LPガス協会は令和元年度調査事業として、「LPガスの新たな需要開拓の検討に関する調査」とし、衣類乾燥市場、質量販売等に関する情報を整理し、報告書にまとめました。
内容を一部抜粋すると、コインランドリーの利用経験率は約20%であり、今後利用したいと考えている消費者は36%に上り、潜在的な需要が窺えます。災害対応型LPガスバルクによる供給と併せて小型発電機等を常備した「災害対応型店舗の運営は、地域の防災対策に寄与し、さらにLPガスの需要拡大につなげる」ことができます。LPガスの質量販売は保安対策、安全対策において課題を有するが、特定用途において消費者の需要は存在するため、実態を踏まえ、質量販売の普及拡大に向けた継続的な検討が望まれるとしています。

詳細はコチラ:»https://www.j-lpgas.gr.jp/data/pamphlet/index.html

図2.6 災害時対応店舗ポスター


図2.7 災害時対応店舗に備えられた発電機及び受水槽
出所)株式会社TOSEI


図2.1 コインランドリー店舗数の推移
出所)2013年まで:厚生労働省
「コインオペレーションクリーニング営業施設に関する調査」
2015・2017年度:ゼンドラ社「ランドリービジネスマガジン」予測値

日本LPガス協会はLPガス輸入元売会社による、国内LPガス需給の概況把握を目的に毎月「LPガス資料月報」を公表していますが、このたび2019年度のLPガス需給状況をまとめました。
2019年度、日本国内に輸入されたLPガスは約1,072万トン。LPガスの輸入先はアメリカが約788万トン(74%)。
中東産ガス国(サウジアラビア、クウェート等)からの輸入量が約155万トン、2019年度LPガスの中東依存度は14.4%に低下しました。中東依存度は2007(平成19)年度に過去最高の91%にまで達しましたが、LPガス輸入元売会社の努力とともに、アメリカからのLPガス輸入を本格的に開始させ、調達先の多様化に取組んだ結果といえます。

詳細はコチラ:»https://www.j-lpgas.gr.jp/stat/

GHPコンソーシアムが発表したGHP出荷実績によると、LPガス仕様GHPの出荷台数が8,351台に上った。2019年2月から2020年2月まで、13ヶ月連続で対前年同月比を上回り、2019年度は2018年度比139%を記録しました。各都道府県LPガス協会、支部の普及活動、提案活動等が学校の教室、体育館等に対して、LPガス仕様GHP採用の動きが広がっていること等が要因の一つと考えられます。
2020年4月からは、省エネ性をはじめとする性能・機能をさらに向上させた「GHP XAIR III」の販売を開始しました。