生産

LPガスの採掘

LPガス(プロパン・ブタン)は、油田や天然ガス田の内部に、メタンやエタンなど他のガスと混在した状態で存在しています。その原料となるガスを地上の設備に移送してプロパンとブタンを分離・回収し、さらに硫黄や水銀などの不純物を取り除くことにより、最終製品となります。油田で生産されたものは「原油随伴」、天然ガス田で生産されたものは「天然ガス随伴」と呼ばれており、最近では原油随伴が減少し、天然ガス随伴の比率が増加しています。

また、輸入された原油を国内の製油所で精製・分離し、その過程で発生したLPガスも製品として流通しています。

LPガスの生産方法

「シェール革命」とLPガス

シェールオイル、シェールガスは、在来型の油層・ガス層よりさらに深いところにある頁岩(シェール)層に封じ込められているため、経済的合理性に欠ける等の理由から、生産は見送られてきましたが、採掘技術の進歩と価格上昇等により実用化されるようになりました。シェールガスが採掘可能な場所は世界中に分布しており、そのポテンシャルの大きさから、世界のエネルギー市場に様々な影響を与えています。

シェールオイル、シェールガスにはLPガスも含まれており、シェールオイル、ガス由来のLPガス生産は既に始まっており、シェールオイル、シェールガス由来のLPガス生産は拡大しています。現在日本では、LPガス輸入の9割以上を米国、カナダ、豪州が占め、輸入ソースの多様化と安定供給の実現に大きく寄与しています。

シェールガスの掘削

新パナマ運河の開通

2016年6月27日、拡張工事の完了したパナマ運河を大型LPG船「リカステ・ピース」が商業運用開始後の初船として通航し、その後も多くのLPG船が同運河を経由して日本へ輸入されています。

これにより、米国メキシコ湾から日本着まで、従来は喜望峰周りのルートで約45日かかった輸送日数が、30日以下に短縮されました。