2011

東日本大震災発生


屋外での炊き出しに小型容器を役立った


転倒した容器を起こし点検するLPガス事業者


火災で黒煙を上げるJX仙台製油所

2011年3月11日午後2時46 分、宮城県沖を震源とした国内観測史上最大のマグニチュード9.0を記録した東日本大震災が発生し、巨大地震と大津波による被害は岩手・宮城・福島の3 県を中心とした東北及び関東地方の広範囲に及んだ。

この大震災によってLPガスの供給インフラも甚大な被害を受けた。東北地方の供給の要であった仙台ガスターミナルが津波で大被害を受けたほか、茨城県の鹿島共同備蓄では輸入船が着桟できなくなり、安定供給に支障をきたす事態にまで発展した。

日協では翌日に災害対策本部を設置して情報収集に当たった。調査の結果、一次基地4カ所、二次基地6カ所が大きな被害を受けていることが判明したことを受け、災害対策本部は相互支援協定の発動を決定し、LPガスの安定供給に努めた。