1998

国家備蓄会社「日本液化石油ガス備蓄株式会社」が発足

湾岸戦争後、LPガスの安定供給体制強化が喫緊の課題となり、LPガス国家備蓄体制の整備に関する検討が開始された。そして1992年6月、石油審議会石油分科会液化石油ガス部会で取りまとめられた報告書において、それまでの輸入量50 日分の民間備蓄(法定備蓄)に加えて、2010 年までに150万トン規模の国家備蓄を実施する方針が答申され、本格的な準備段階に入った。

国家備蓄基地建設及び運営を担う組織として、1998年に石油公団及び会員会社9 社等の出資により日本液化石油ガス備蓄株式会社が設立された。その後石油公団の廃止に伴い、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に移管された。